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決意は何度も何度も微睡んで、温い泥に飲み込まれてしまう。母親を突き放している僕にとって、包み込むものは総じて忌むべきものであり、忌むべきものにしか包まれることがない。寒い場所に放り出され(或いは暖かい場所から自ら身をひいて)、抱擁の陰の側面である惰性の泥に飲み込まれて眠くなるだけ。安心も愛もここにはない。あっても今の僕は持て余してしまうだろう。

 

今、周りの環境を作り出しているのは僕の心なのだ。「会話が出来ない」と開き直るから会話が出来ない。「不器用」というしるしをつけているから不器用になる。そこに暗い意味を与えれば世界もその意味付け通りに機能する。バイトやそこでの人間関係の辛さ、思い通りに動かない心や身体も、生きづらさのメタファーであり、生きづらくありたいと何処かで思う自分の弱さが拵えた環境なのだ。ただやりたいことやなりないもの、美しいものに思いを馳せていればいいし、その通りに行動してればいい。後はなんとかなる。

 

自分の話を誰かにすることは自分へ呪いをかけることなのだ。だから変わりたい時には現状の話はしない。してもポジティブに言い換えること。

 

悪口でしか繋がれないなら仲良くなれなくていい。仲良くしていたい人とは美しい繋がりを持ちたい。

鱗、七色

僕は何かを習慣づけることが苦手です。

世間から完全に隔絶していた一時期には、酷い時は5日間お風呂に入らなかったし、歯を磨くこともしなかった。そういう、幼いときから当たり前に習慣づけられたものさえ、僕からは簡単に抜け落ちてしまう。

人間を人間たらしめているのは習慣だと思っています。さしずめ、僕は僕自身を人間だとは思えません。獣の類、といったところでしょうか。習慣というそれは、獣の類である僕からみますと、七色に輝く鱗のように思えます。その七色は変幻自在な可塑性を象徴しているのでしょう。生き抜く為に何より必要なそれを持っているのだと、その輝きで一目で分かってしまう。僕が他人に対して抱いてしまう畏怖の感覚は、あながち間違いではないのかもしれません。

違う星

最近みないですけど、「コリン星」っていう自ら捏造した惑星から来たのだと自称していた方いたじゃないですか。あれいいよなぁ。相手と何か齟齬が生じたとき、「そうだ、あの人は違う星から来た人だった」って相手が諦めてくれるじゃないですか。あれほんとずるいなぁ。一抜けされた感じがします、仲間だったわけじゃないけど笑

留守電の声色から探っています

いっそ見限られてしまえたらなんて、少しだけ思ってしまった。でもそれは、相手の人生に干渉しまいとする自己犠牲的な動機からではなく、ただ、面倒だから。
面倒だからしない、というのを進めていったら、後には蛻の殻しか残らないよなぁ。

白い部屋

お世話になっている人にかれこれ一ヶ月以上連絡を入れず、いつ連絡しようかとビクビクしている中、向こうから電話が来た。その方の名前を画面に表示して震え続けるiPhoneを片手に立ち尽くし、ついに居留守を決め込んでしまった。二回目も同様。
僕は大切な人や気にかけてくれる人、そしてこれから仲良くなろうとする人達の連絡を返すことなく溜め込んでしまう。何度も何度も。その度に謝って謝って、僕の謝罪は薄っぺらくなっていくのだ。
僕はまだ、ひきこもっていた頃の感覚を引きずっているのだと思う。肉体的にはほとんど問題が無いのに、精神は置き去りにされたまま。そして高校を卒業してからは人と関わることがめっきり減った。昔と今の線引きが、この頃は曖昧になりつつある。
昔と今が微睡んで、過去と未来は近親相姦。今と未来は惰性で繋がり、夢という簡易食品をとりあえず頬張りながら、今日もだんだんと眠くなる。
本を読んで、眠って、曲をつくる。それだけをしたい。白い部屋で。

最近ふと気がつくと、自分の頭の中がまるっきり空白になっている。日記を書くのをサボり続けているからだろうか。それともやはり確固たる目標がないからだろうか。大きな虚をしまい込んだ頭でiPhoneの画面に釘付けになる姿は、精神の退廃の象徴みたいだ。
僕は未だ、戸惑っている。学校という社会システムは、無機質に僕を掴んで無機質に手放していった。桜が咲くのや散るのの案外呆気ないこと。僕は感じるばかりの機械のまま。
何もかも自由に感じ取るよりも、無機質なものに管理されながら、その中で小さな感応の花を愛でている方が楽だ。18歳になるまでの間の感傷は、その実管理されていたもので、責任だって必ずしも被る必要はなく済んだ。済んでしまった。


うん…書きながら考えるのならやっぱり紙に書いていく方が適している気がします。
要するに暇なんだろうな…。平日の昼間に仕事も学校もない日があると。何していいのかわからない。やっぱり管理されてきた時間だから…。
内容が定まらなさすぎました。深夜の頭の虚から、いつの間にか昼間の時間の虚に飛んでしまって。最近思っていることを、支離滅裂に書きなぐるという独りよがり。誰も見ていないのが幸か不幸か…いや、絶対幸い…笑
要するに、途方に暮れています。最近ずっと。